探偵コラム

探偵が使うクルマとその傾向は?調査にハイテクなクルマは必要?

探偵が使うクルマとその傾向は?調査にハイテクなクルマは必要?

探偵の中で圧倒的に多い不倫や浮気調査の案件。その調査の中で尾行や張り込みに使われるクルマとは一体どういうものなのだろうか。

小説やドラマでは決まって探偵が名推理をし、犯人を追いつめたり事件を解決するのがお決まりだが、実際はそんなシチュエーションに遭遇することはありません。

警察は一般人に調査資料を見せたり情報を与えたりしない、警察と繋がっているという探偵がいるとすればそれは嘘と思ってもらって構いませんし、悪徳探偵社と言えます。

なぜなら警察は民事不介入であり、守秘義務があり、勝手に情報を漏らせば守秘義務違反になるからです。

探偵業者によって必要なクルマは違う

探偵には総合探偵社と呼ばれる様々な調査の依頼を受ける探偵社と、浮気や不倫、素行調査のみを専門にする探偵社、そして盗聴器や盗撮機発見を専門にする業者に大きくわかれます。

ちなみに、探偵には明確な定義や資格はなく、必要な書類を提出し、探偵業の届出を出せば明日から探偵だ!と宣言できます。

どんな依頼にも対応できるように改造されたクルマや尾行、張り込みに特化したクルマもあるが、盗聴専門業者には尾行や張り込みは必要ないので、特殊なクルマも存在するが、機材を運んだりする場合が多いといえます。

ハイテクなクルマは必要じゃない?

探偵の業務は調査がメイン、その中でも尾行や張り込みがほとんどで、基本的に徒歩と車の2人組で動きます。

調査の難易度によってはバイクも利用するが、バイクが活躍する現場は少ないでしょう。

それは徒歩には徒歩、クルマにはクルマで追うのですが、バイクを追う案件自体が少なく、バイクで尾行しても目立つからです。それでは探偵はどんなクルマに乗って調査しているのか、以下が探偵にとって重要視されているクルマの条件です。

探偵が選ぶ尾行や調査を有利にできる条件

  • ありふれた車種と色
  • 燃費がよく静か
  • それなりの走行性能
  • 機材や折り畳み自転車などを積めるスペース
  • 目立つ改造をしていない

これらを踏まえたクルマで、とくに多く使われ人気があるのはトヨタのプリウスやアクア、日産のブルーバードシルフィ、ホンダのフィットなどが並びます。

どこにでもあるクルマで、あのクルマに探偵が乗っている!とは思われないことが重要なのです。

クルマは尾行するだけが役目じゃない

調査にはNGなクルマ

警察車両のようなクラウンや重厚感のあるレクサス、フーガなどは覆面パトカーと間違えられたり、尾行中に警戒されてしまう可能性もあり好ましくはないところ。

ミニバンは張り込みするには隠れる場所も広く、機材などを積むスペースも広いが小回りが利かないのが難点で、場所によっては目立つのでケースバイです。

軽自動車は数も多く、ありふれたクルマではあるが長距離移動にややリスクを伴うのでこちらもケースバイといえるでしょう。

しかし、ミニバンや最近の軽自動車で厄介なのが音の出るスライド式ドア。張り込み時にこっそりクルマから降りるつもりが「ピー!ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!」と鳴った日には最悪です。

閑静な住宅街などでは警戒されてしまう可能性もありデメリットも多い。

クルマは尾行するだけが役目じゃない

探偵がクルマに乗るときは移動するか尾行するかだけではなく、クルマでしか入れない場所や時には立ち寄った先から出てくるまで待機しなければならないこともあります。

立ち張りといわれる建物の出入り口が見えるところで立って見張る場合、ビルやマンションでは管理人や警備員、住宅街では近隣住民の目が厄介で、歓楽街に近ければ警察と勘違いされ警戒されてしまうことも。

そうなると張り込みが困難になるのでクルマの中から監視したほうが怪しまれるリスクも減ることになります。

ホテルの出入りを撮影する場合、1人がホテル内に入り、もう1人が駐車したクルマの中に隠れて撮影する場合もあります。

ホテルや浮気相手の自宅にお泊りとなれば調査員は交代で監視しながら仮眠をとることもあり、移動手段からカモフラージュ、仮眠室まで探偵とクルマは切っても切り離せない関係といえます。