探偵コラム

探偵が言う「慰謝料を払わない相手から回収する方法」はあてにならない件

探偵が言う「慰謝料を払わない相手から回収する方法」はあてにならない件

夫の浮気にガマンできず離婚を考えて探偵に相談するも調査料金が高い!

貯金はない、収入も少ない、これでは慰謝料は払ってくれないだろうと諦めてしまう女性は多いようです。

しかし、探偵は「パートナーと浮気相手から慰謝料請求できるのでお支払いにあてることもできますよ」と。

本当に相手が低収入でも慰謝料を支払って貰うことは可能なのでしょうか?

探偵の決まり文句のように慰謝料は払えない、払う金がないと逃げる不倫夫から慰謝料を回収する方法はあるのでしょうか?

そもそも離婚慰謝料の相場とはどれくらいなの?

離婚慰謝料の一般的な相場は100万円~500万円と言われており、探偵事務所のWEBサイトにもよく掲載されていますよね。

東京家庭裁判所の調査によると、裁判で決まった離婚慰謝料は以下の金額でした。

  • 100万円以下 28%
  • 200万円以下 27%
  • 300万円以下 25%
  • 500万円以下 15%
  • 1000万円超  3%
  • 1000万円以下 2%

このデータを見る限り、300万円以下が80%を占めており、200万円以下で既に半数となる55%。

こうなると平均的な年収では200万円以下、年収が低い場合には慰謝料は100万円以下になる可能性が高いと考えられます。

しかし、この時点で探偵事務所のWEBサイトには慰謝料の相場は100万円~300万円や、300万円以下といった表示がされてあり、あたかも上限300万円、うまくいけば500万円といった掲載の仕方になっていますね。

ユーザーに分かりにくいように表示する時点でその探偵社には若干の不信感は持ってしまいます。

当たり前のことしか紹介してくれない

当たり前のことしか紹介してくれない

探偵社がコラムなどで紹介する方法にはには「慰謝料をキッチリ回収する〇〇の方法」や「払ってくれない慰謝料の回収の方法」などを紹介しています。

まずは探偵社が紹介する「慰謝料を払わない相手から回収する方法」にはどんな方法があるのでしょうか?

  • 給料の差押え
  • 銀行口座の差押え
  • 不倫相手への請求
  • 財産分与

さて、上記の方法を見て思うことはありますか?

どのサイトにもこうしましょう!こんな方法があります!とありますが、そもそもそれに応じてくれない厄介な夫が相手です。

そういった場合、どのような事態に陥ってしまうのでしょうか。

  • 給料の差押え
    → 離婚して現在の勤務先がわからない
  • 銀行口座の差押え
    → 別の口座にお金をうつされた
  • 不倫相手への請求
    → 不倫の事実はないから払わないと言われる
  • 財産分与
    → そもそも応じてくれないから回収する方法を探している

どうでしょう、探偵社が紹介する「慰謝料を払わない相手から回収する方法」には抜けだらけなんです。

デメリットが大きい

ここまで紹介したものの、慰謝料の請求をするにはどうしたらいいのか?

それは浮気や不倫を立証しなくてはならないとされています。

つまり、慰謝料を回収する方法として紹介してはいるものの、結局は依頼してくださいと宣伝しているようなもの。

なので慰謝料を払わない相手から回収できる方法としてはあてにならないものとなっているのです。

逃げている相手から回収するのはとても難しい

慰謝料や養育費などの支払いを拒み、住所を変え職場を変え逃げている相手から回収するのは至難の業です。

そもそも、慰謝料の請求をして支払ってくれる場合は不倫相手も払ってくれる可能性は高いですし、勤務先や銀行口座がわかっているのであれば離婚する際に弁護士が教えてくれているはずです。

もし、弁護士に依頼していないとすればそもそも揉めるほどの案件ではないかもしれません。

逃げている相手から回収する方法がわかれば探偵はいらなくなる

色々と親切に教えているようで、実はこれだけやっても無理でしょ?だから探偵に依頼した方がいいですよ!と誘導しているようなものなのです。

ブログやコラムで紹介した方法で簡単に回収できるほど甘くないですし、そうなるの依頼も減ってしまうので本当に重要なことは教えてくれるはずはありません。

そのことをよく理解して、あてにならないが知っておいて損はないといった程度で参考にしておきましょう。